別れた彼⑥
別れた彼について。
どこにも行かず、バイトに励み、普通に私と生活してくれる彼に選ばれた気持ちになった私はここが彼と別れるチャンスだったことを見落としていました。
震災から2度目の夏。また彼はボランティアに行きました。2ヶ月間被災者の方と過ごし、できることなら一生ボランティアをしたいと言うほどのめり込んでいました。
被災地から帰って来るとまた福祉のバイトを再開、ボランティアに打ち込めないものを福祉のバイトに打ち込むように早朝から深夜まで働いていました。
こんな彼との未来はないと思いながらもパートナーであればいいと私は甘く考えていました。この生活が続くならいいかと思っていました。
そして年は明け震災から丸2年が経った日。
「ここ出て行くわ」と突然言われたのでした。
⑦に続く
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