元彼の彼女は高卒で就職してきました。

うちの会社は高卒のコを新卒で入社させることはほとんどなく、彼女が2人目です。

高卒のコは試用期間があり、3ヶ月で判断することになっています。

若いコ特有のキャピキャピ感、甘ったれ感ばかりでなく、オンリーワン教育のせいか「私」を主張し他者の意見は聞けない、けど好きな男性社員の言うことだけは聞くという噂は聞いていました。

食堂で一緒になった時、大きな声で同フロアの年上女性職員のことをお母さん呼ばわりしていて「ここは職場だから、親子ほど年が離れていてもそういう対象にすることはやめなさい」と注意したことがあります。

噂とおりのコだと思ったことは今でも覚えています。

試用期間満了時期が近づき、彼女をどうするのかという会議が行われました。

結果は「本採用」

彼女と同フロアの職員も私を含めた他フロアの職員も不採用になると思っていたので驚きました。

会議に出た私の上司の話では「他の同期職員と比べて仕事の技術、量、対人関係、社会人としての自覚、常識…全てにおいて劣っている。しかし彼女を育ててみたいと彼女の直属の上司が言い、育つ可能性があるなら本採用とすると判断した」とのことでした。

その時はまだ私に関わることがないと思っていたので、何も思いませんでした。

今となってみれば、あの時不採用だったら元彼と出会うこともなかったのにと、可能性を信じた上司たちをうらんでいます。

②に続く。

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