別れた彼③
別れた彼について。
会社を辞め、私と暮らすと言いだした彼はその3ヶ月後本当にそうしました。
会社は元々辞めるつもりだったと言い、次に何をするのか聞いても「これから決める」としか言いませんでした。
貯金が趣味で、株やドル買いなどで多少の儲けもあると言っていましたが、実際どれだけ蓄えていたかわかりません。
ただ、私も彼を養えるほどの給料もないことを伝えると、5万は払うと言われました。
親にはなんと言って出てきたのか聞いても、親に買ってもらったものは持ってきていない。身一つで出てきたから、何も言わなくてもいいとのことでした。
5万はもらうといえど、食費や公共料金の足しにしかなりません。ましてや、毎日の酒代もあり、あっという間に消えていきます。
こんな日々が続けば、私も小言が増え喧嘩もするようになりました。
そんな時東北の震災が起こり、彼は急にボランティアに旅立ってしまいました。元々福祉に興味があった彼には居ても立っても居られない感情にかき立てられたのでしょう。私も喧嘩ばかりの日々に嫌気がさしていた中、被災地に行く彼を心配しつつもいい気分転換にもなりました。
④に続く。
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