カップリングの発表待ちしている間、4番さんと婚活パーティーについてはなしていました。

4番さんは初めてだったらしく、この短い時間で相手を決めなくてはならないということに驚きを隠せないようでした。

「たった3分のトークが2回。1回目が終わった時には何番と何を話していたのかわからなくなってしまった」と話していました。

私も初回はそうだったかもみたいな相づちを打ちました。

「でも今回はまぁまぁ冷静に考え、あなたを第2希望で出しました」と言いたかったです。

けど4番さん「カップルになれるといいですね」と私に言ったんです。

つまり4番さんは私に選ばれることもないと思い、4番さんも私を選んでないことを暗に言ってしまったのです。

でもでも。もしカップリングしなくてもお互いダメなら帰りに待ち合わせてお茶でもしたいとガツガツした気持ちでした。

そして結果発表。

1番さんも4番さんもカップリングされました。

「おめでとうございます」と伝えましたが、気持ちはドン底でした。

女性からの退室で足早に会場を出ました。

エレベーターに乗る気になれず階段で降り、駅に向かうと誰かが走ってくる足音がしました。

振り返るとＩさんでした。

⑤に続く。

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