別れた彼⑩
別れた彼について。
彼に事実を聞くために彼の家に行きました。
「ずっと言わなくちゃいかんなぁと思ってた。おまえに甘えてた」
こう言ったものの、謝罪はありませんでした。
彼女との経緯は、たまたま前職場に遊びに行った時社交辞令で食事に誘ったら本当に連絡が来た。2、3回目の食事で関係を持ったけど、体じゃなく彼女の内面が好きだから付き合うことにした。
不倫をしていたこと、他の男関係も全て知っている。それでも自分の前にいる彼女がすきだから、知らないところで起きていることに興味もないと淡々と話しました。
「オレもいろいろやってるし」
その言葉で毎週末東京に出かけていたことを思い出しました。
東北の被災地で知り合った学生のボランティアの子と東京で会っていたこと、その子と結婚しようと思っていたこと、そのために私の家を出たこと、ただその子は遠距離に耐えられず別れてしまい結局私との関係を続けてしまったことなども淡々と話しました。
「言わなきゃいけないけど傷つけたくもなかった」
でも結果的には傷ついているんだよ?ひどいよ!47歳でひとりになっちゃうなんて思わなかった!
泣きながら訴えました。
「おまえは特別なんだけど、1番にできない。けど縁も切りたくない。このことは彼女にも伝えたけど、理解されなかった」
意味不明な言葉を並べられ、納得はできませんでした。
でもこんなにひどい仕打ちを受けても、彼とさよならの決心もつかず泣くしかできないまま時間が過ぎ…
最後の最後で「ごめん」と彼がつぶやき、私と彼の関係は終わりました。
私は利用されただけなのか、本当に愛されていたのか、わかりません。
私が彼のことを1番理解しているつもりで、1番わかっていなかったのかもしれません。
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